撮影から戻り現像中。
今日は挟み込みライティング。
もう1灯、キャッチに欲しい。
写真の洗浄修復について相談を持ちかけられた。
相談者は宮城出身の方である。
「実家と両親が津波にさらわれてしまいました。中略)残った写真の洗浄と修復を現地ボランティアの方に依頼をしたら『1人5枚までなら』と言われ親戚のもとより私のところへ写真が届きました。これを(2日後の)17日までに何とか修復したいのです。」と言う相談だ。
実はこの相談者には以前にも水没生フィルム現像依頼やのアルバムからの写真のはがし方、富士フィルムのサイトなども教えたのだが
洗浄自体は単純な作業なのだが素人には簡単にはこなせないらしい。
本当は実践して見せたらいいんだろうけどね。
この相談者、帰り際に「世知辛いんですね、東京って」と言っていたそうだ。
おそらく写真屋ならボランティアでやってくれるのでは?と期待もあったのだろう。
日々「仕事」とゆうものを簡単には考えて欲しくないと思う事がある。
ボランティアとは何であろうか
納期限付きでボランティア作業を持ちかけられる(そうと決まったわけではないが)
断ると「冷たい人」と思われるだろうけど今はそれしか出来ない。
被災地にコピースタンドは届けてもらった。
手も出せない、金も出せない。だからコピースタンドを提供した。
手の出せる人に使ってもらおうって。
残酷なようだけど軽く請け負う事は出来ない。
今は助ける時間もお金も余裕がないのだ。
清治さんだって石越の兄夫婦、弟、仙台や栗駒の親友を心配しない日はないだろう。
しかも戸羽の姓は陸前高田に多いと聞いた。
被災された方々と同じように僕も僕の家族も生きなければならない。
ボランティアっていったい何だろう?
作文力の無さに落胆する。